明日の経営と暮らしに役立つ農業共済新聞
2024年11月3週号(2024.11.21更新)
有機農業 産地振興へ担い手育成(1面)
〈写真:カブの出荷調整をする越智さん(左)と作業を見守る柴山代表〉
茨城県石岡市のNPO法人アグリやさと(柴山進代表、72歳)は、有機農業を志す新規就農者の育成に力を注いでいる。家族を基本に毎年1組を受け入れ、有機JAS認証を取得した圃場で2年間の研修を実施。現在、7期生と8期生が学んでいる。栽培技術などは、JAやさと有機栽培部会のメンバーが指導役となってサポート。研修生は独立後も同部会の所属となるため、販売面の心配がないのも特徴だ。石岡市では、有機農業の産地づくりを進めており、人材育成を担うアグリやさとの活動に期待が集まっている。