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防風林「地図が伝える、知る・学ぶの面白さ【2026年4月3週号】」

 ▼目的地までの最短ルートはスマホが案内してくれる。ただ、地図を広げると、地域の広がりなどが視覚的に理解でき、名所を見つければ訪れたくなるし、田や川、山などの地名に出会えば、その地の風土が頭に浮かんでくる。
 ▼国土地理院によると、日本の国土面積は約37万8000平方キロメートル。世界61位の広さでドイツやノルウェーなどとほぼ同規模だ。ただ、世界地図で見ると違いは歴然。南北に長い島国という特徴が、豊かな食文化をはじめこの国の多様な魅力の土台だと教えてくれる。
 ▼地図は、地元の周辺環境をはじめ自然環境や歴史などを知る際にも有効だ。歴史図と比べるなどして見つめなおすと、新たな発見や郷土愛を強める契機になることもある。
 ▼次の日曜日、4月19日は実測による日本地図を初めて完成させた江戸時代の地理学者・伊能忠敬が、測量の旅に出た最初の日だ。当時の年齢は55歳で71歳まで国中を歩いて測り、日本地理学の礎を築いた。ちなみに、50歳で家督を譲って測量の道に進んだ偉大な先人は「学ぶのに遅すぎることはない」との言葉も残している。

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