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防風林「給食費実質無償化開始。子どもと地域の笑顔を増やす施策に【2026年4月2週号】」

 ▼カレーライスにギョーザ、揚げパンに冷凍ミカン――。子ども時代、給食は学校生活を彩る重要なイベントだった。同じメニューを食べながら級友たちと楽しく過ごした時間は、今も大切な思い出として心に残る。
 ▼全国全ての公立小学校の給食費を実質無償化する制度が始まった。政府の子育て支援の一環で、児童1人当たり月額5200円を支援する。子育て世代からは経済的な負担軽減につながると好評で、集金や未納催促など学校側の労務削減効果も大きいとされる。
 ▼一方で、心配なのが給食の中身だ。支援額は2023年の平均給食費に物価動向を加味したものだが、1食当たり単価は300円程度。さらに中東情勢の悪化に伴う物価急騰も懸念されている。
 ▼学校給食は児童の健康増進に寄与することはもとより、食や農の重要性を幅広く学ぶ「生きた教材」でもある。地元農家の努力などにより地場産食材や郷土料理を取り入れている例も少なくない。給食費の無償化は単なる負担軽減策ではなく、次世代の笑顔を増やし、地域農業を元気にする施策にする必要がある。

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