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イチゴ「種子繁殖型」品種/労力軽減 効率化へ【新潟県・4月1週号】

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 【新潟支局】新潟市西蒲区巻甲の「グリーンファーム北越株式会社」では現在、ハウス2棟でイチゴを栽培。同社は、農業資材の販売などを手がける「北越農事株式会社」のグループ会社として2018年に設立された農業法人だ。「見せる農業」を目的として新技術や新品種の導入、営農支援を積極的に行い、日々、農家に新たな提案をしている。
 現在、新潟県産ブランド「越後姫」の出荷が盛んなグリーンファーム北越では、その他に比較的新しい品種「よつぼし」「すず」「はるひ」を栽培・出荷している。これらの品種は「種子繁殖型」といわれる珍しいタイプだ。一般的なイチゴは、ランナーといわれる親株から伸びる子苗を使って繁殖させるが、種子繁殖型は種子を使って繁殖させる。
 種子繁殖型のメリットは苗管理の期間を大幅に短縮できるため、作業負担が軽減される点にあるという。

〈写真:「品種によって味が違うので、ぜひ見に来てください」と加藤輝(あきら)取締役(37)〉