畜産の現場で診療に携わる獣医師が研究成果を発表する「令和6年度(第51回)家畜診療等技術全国研究集会」(主催・全国農業共済協会)が2月20~21日、日経ホール(東京都千代田区)で開かれた。全国から選出された19題を審査し、農林水産大臣賞はNOSAI千葉南部家畜診療所の山口英一郎獣医師らによる「乳中脂肪酸組成を活用した乳成分グラフによる農場のモニタリング」が受賞した。また、農林水産省経営局長賞9点(うち吉田賞1点、奨励賞2点)、全国農業共済協会長賞9点が選ばれた。農林水産大臣賞と吉田賞・奨励賞の報告概要を紹介。また、畜産業への貢献が期待されている生産獣医療について、酪農学園大学の中田健教授とNOSAI宮崎生産獣医療センターの上松瑞穂センター長による講演要旨を紹介する。
(7面・特集)