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単収向上で国産大豆確保 極多収品種「そらシリーズ」普及推進(1面)【2025年3月1週号】

 国産大豆の生産拡大に向け、農林水産省は「そらシリーズ」と呼ばれる極多収4品種の普及を推進している。現地試験では、標準品種に対し120%以上の多収で、豆腐への加工適性も備える。同省によると、実証も含め約20県で栽培が始まった。奨励品種の決定に向けた試験も実施されている。大豆は、国内需要のほとんどを輸入に依存しており、作付け拡大と収量の向上は食料安全保障の点でも大きな課題だ。一方で、粒大や形は従来の国内品種と異なるなど、産地での品種切り替えでは、農産物検査の対応や実需の理解促進が求められている。

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