埼玉県白岡市のアルファイノベーション株式会社は、ネギ生産・販売を核とする「農・福・商」連携を掲げ、福祉事業所との就労支援で人手を確保し、周年出荷による加工向けの安定取引を実現した。栽培技術の提供や流通支援を通じて全国の生産者と連携を広げている。「ミスマッチの解消が経営の基盤。社会に求められていることに応えていく」と山田浩太代表(50)。農業人口の急減や資材調達の不安化なども意識し、地域で管理しきれない果樹園での新規事業や肥料の自社製造など、さらなる発展に歩みを進める。
(1面)
〈写真:ネギ圃場で山田浩太代表。自社生産のさらなる拡大も進める〉