高知県では、県内全域で農業関連データを集約・活用する営農支援サービス「SAWACHI(サワチ)」を開発し、企業や大学、普及機関、JAなどが連携して施設園芸を中心に現場での普及を進めている。スマートフォンのアプリから、気象や市況に加え、出荷データやハウス内環境などの情報が閲覧でき、栽培管理の改善に生かしやすい。9月末時点で、ナスやシシトウなど県内の主要7品目含む1423戸が利用している。今後、産地で収集したデータの活用を加速し、次世代型農業の構築を図る。
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〈写真:アプリで出荷量を見ながら普及指導員と話し合う山本さん(左)〉