山口市 藤村康平さん(37)
新型コロナウイルス感染症拡大を受けて、2021年に収入保険に加入しました。
昨年は季節外れの長雨の影響でタマネギの収穫量が大きく減少し、つなぎ資金を申請しました。手続きも簡単でお金の工面に大変助けられ、もっと早く加入しておけば良かったと感じました。
近年の異常気象で今までのやり方が通用しなくなっているため、安定した収穫量を得るためには新しい品種や異なる方法で栽培するなど、常に挑戦する必要があると感じています。安心して挑戦するために収入保険は必要不可欠ですね。栽培面積の多い作物が失敗したときの大打撃に備えて、大規模農家や新規就農者にお勧めしたいです。
今年から得意先の要望に応じて、赤キャベツや白タマネギなど珍しい品種の作物に挑戦しています。取引先の開拓など経営戦略を考えて、作物の付加価値を上げることも重視しています。また、休耕地を活用して栽培面積を増やし、野菜のサブスクリプション(定期購入)など、ネット販売を取り入れていきたいですね。
▽キャベツ、タマネギなど3.5ヘクタール
〈写真:「収入保険は大規模農家や新規就農者にこそ勧めたい」と藤村さん〉