中央果実協会は9月24日、「果樹産地における後継者・担い手育成」をテーマに事例発表会を開催。関係機関が連携して樹園地の集約・整備を進め新規就農者を確保した取り組みなどが紹介された。高品質な日本果実は国内外で高い評価を受け、果実の産出額は増加傾向にある一方、農家の減少・高齢化や後継者不足により栽培面積の減少に歯止めがかからず「将来が危ぶまれる状況」だ。果樹産地の振興は多くの園地が位置する中山間地域の維持・活性化にも直結する。永年作物でのある果樹の特性を踏まえつつ、次代を担う果樹農家の育成・定着へ官民一体での取り組み強化が求められる。
(2面・総合)