【香川支局】耕畜連携の取り組みが広がるまんのう町で、水稲などを作付けする「株式会社花岡農産」代表取締役・花岡宏行さん(38)は「飼料作物の生産拡大で、地域の耕作放棄地を減らしたい」と話す。2023年からはコントラクター(作業受託組織)として収穫作業を担い、24年は同町のWCS(発酵粗飼料)用稲作付面積の半分にあたる30ヘクタールを請け負う計画だ。
「10年前まで父が牛を飼っていたので飼料作物に関心があり、地域貢献にもなるので取り組むことにしました」と花岡さん。23年に飼料用トウモロコシの作付けと、コントラクター事業を開始した。
今作からは101馬力の汎用〈はんよう〉型微裁断飼料収穫機を導入し、作業の効率化を図る。刈り倒しと裁断が1台で行え、作業員2人で1日2ヘクタールの刈り取り作業ができる。
〈写真:県内では珍しい汎用型微裁断飼料収穫機を所有する花岡さん〉