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日本一の黒ゴマ産地へ 栽培暦を作成、全圃場で巡回指導(1面)【2024年9月2週号】

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 日本一の黒ゴマ産地を目指し、兵庫県丹波市の丹波黒ごま生産組合では「丹波黒ごま」のブランド化に力を入れている。今年産は26人が2.8ヘクタールで栽培する。高品質・安定生産へ、普及センターと連携して栽培暦を作成。栽培講習会への参加を義務付け、全圃場の巡回指導を実施する。黒ゴマは、ゴマ専門の食品会社和田萬(大阪市)に全量を出荷する。黒ゴマ7.5アールなどを栽培し、生産組合顧問を務める同市青垣町の芦田美智則さん(72)は、産地の知名度を高めようと和田萬から加工品を個人で仕入れ、農産物直売所で販売。道の駅では黒ゴマのジェラートが人気商品となるなど、黒ゴマの魅力発信に努めている。

(1面)

〈写真:収穫直前のゴマ圃場で芦田さん。高温による徒長で、目標収量には届かない見通しという〉