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住民主体の獣害対策 町の「専門員」がサポート(1面)【2024年9月1週号】

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 イノシシ、ニホンザル、ツキノワグマ――多様な野生動物への対応が課題となっている福島県西会津町では、地域住民主体の獣害対策に力を入れている。活動の基礎は、自治区(集落)単位で開く「鳥獣被害対策研修会」だ。鳥獣行政に特化した町の職員「専門員」のサポートのもと、獣害対策の基本的な考え方を学ぶとともに、出没や被害の状況を確認。集落の実情に合った対策を住民自ら立案、実施する。町では地域ぐるみの取り組みをさらに広げ、多発する被害の抑制につなげたい考えだ。

(1面)

〈写真:情報交換する石田さん(右)と飯田主査。後ろは住民が協力して整備した緩衝帯。以前は木が生い茂っていた〉