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雇用就農 農業で地域に貢献したい【新潟県・9月1週号】

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 【新潟支局】「苦労があっても、元気に育ってくれた作物を収穫するのが今のやりがいです」と話す小千谷市片貝町の安達麻奈美さん(34)。農業高校を卒業後、地元の農業関係の職場で働いていたが、一昨年、同市の「はらふぁ~む(原佑哉代表)」に就農した。
 「農業高校で学ぶうちに農業が好きになり、関連した職に就きたいとずっと考えていました」と話す安達さんは、前職では農政関係の仕事をしていた。その仕事を通して、農業従事者の高齢化や耕作放棄地が年々増加していくことを実感。自分も農業で地域に貢献したいと考えるようになった。
 昨年11月にドローン(小型無人機)の免許を取得。さらに、大型特殊免許の取得も考えているという。
 原代表は「夏も冬もいつも笑顔で元気に頑張ってくれていて、周りもみんな元気をもらっています」と働きに太鼓判を押し、安達さんは「農業を通してこれから先も大事にしていきたい出会いや、たくさんの経験をさせてもらいました。苦労することもありますが、支えてくれる人たちへの感謝を忘れずに、いろいろなことに前向きに挑戦していきたいです」と笑顔で話す。

〈写真:「小千谷の若手農家と一緒に盛り上げていきたい」と安達さん〉