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力合わせて法人化/水稲と野菜、ナシの複合経営【石川県・8月2週号】

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 【石川支局】「消費者に安全な ものを届け、地域とともに発展する農業をしたい」と話すのは、株式会社リーフファーム加賀(加賀市直下町)の代表取締役・西山匡亮さん(35)。弟で専務取締役の中田徹さん(32)とともに水稲と野菜、ナシの複合経営に取り組んでいる。
 元々、西山さんが米や野菜、中田さんはナシを栽培。それぞれが栽培面積を拡大していく中、従業員の雇用や生産物の品質向上を考え、2021年3月に二人で協力し法人化することを決めた。
 現在、4人の従業員を周年で雇用。繁忙期にはアルバイトを雇う。収益性を高めるため、従業員のスキルアップに力を注いでいる。
 西山さんは、若手農家中心のグループ「かが有機農法研究会」に所属し、農薬不使用の有機農法に挑戦中。農産物は直売するほか、ルクセンブルクなどの欧州や台湾などへの輸出を行っている。
 「四季を肌で感じながら作業するのが楽しいです。失敗を糧にして、翌年はさらに良いものを収穫したいと頑張っています」と話す中田さん。

〈写真:「兄弟仲良く力を合わせて頑張りたい」と話す西山さん(右)と中田さん〉