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作業の標準化で経営拡大 有機野菜で年商1億7000万円(1面)【2024年8月1週号】

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 コマツナなど有機野菜を周年で生産・販売する茨城県つくば市の「ふしちゃんファーム」は、新規就農10年目で施設1.6ヘクタール、露地1ヘクタールに規模拡大し、年商1億7000万円に成長している。運営する株式会社ふしちゃんの伏田直弘社長(45)は「農業初心者も働きやすい仕組みをつくり、現場の従業員に点検してもらう。利益を最大化できるモデルを展開したい」と話す。施肥や防除、出荷など作業の徹底的な標準化を進め、従業員との栽培や販売状況などの情報共有で、現場の課題に柔軟に対応する。他地域への農園開設も進めていて、つくば市で標準化した体系を応用し、複数農場で年商10億円規模の経営を目指す。

(1面)

〈写真:各ハウスの生産状況を従業員と確認する伏田社長(右)〉