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ケール/乾燥・粉砕茶を販売 雫石町 山崎正美さん【岩手県・8月1週号】

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 【岩手支局】20アールの圃場で野菜や果物を多品目栽培する雫石町長山の山崎正美さん(78)は、2023年にケールの栽培を始め、自宅で「ケール茶」に加工して販売している。
 「ケールは野菜の王様と呼ばれ、栄養素が高いのが特徴の葉野菜」と山崎さん。6月上旬に1回目の播種をして、約1カ月後に収穫する。播種してから収穫までの期間が短いことから、年に数回栽培している。また病害虫の被害がないため、農薬は使用しないという。「栽培に手間がかからないので、昨年よりも作付け本数を増やした」と話す。
 収穫したケールは、ビニールハウス内で日光を当てて乾燥させる。台の上にトタン板を敷いていて、山崎さんは「熱を持ちやすいトタン板を敷くことで天気が良いと約1日で乾燥できる」と話す。
 乾燥後は粗めのミキサーに2回ほどかけて粉末にし、袋詰めまでを自宅で作業する。

〈写真:「生産者の少ないものを栽培、販売することで利益を出したい」と山崎さん〉