宮城県などの研究チームは、キャベツやタマネギなど露地野菜栽培で、土着天敵のすみかとなるオオムギを間作することで、害虫の発生を抑える技術を開発した。さらに、圃場の株間や周辺にソバなどの開花植物を育てると、周囲から天敵を誘引して防除効果が高まる。特にモンシロチョウやアブラムシ類、ネギアザミウマに対しては、6~8割の密度低減効果を確認した。県内の作型に合わせたマニュアルも作成し、薬剤抵抗性の対策や環境保全型農業での活用を図る。
(7面・営農技術・資材)
宮城県などの研究チームは、キャベツやタマネギなど露地野菜栽培で、土着天敵のすみかとなるオオムギを間作することで、害虫の発生を抑える技術を開発した。さらに、圃場の株間や周辺にソバなどの開花植物を育てると、周囲から天敵を誘引して防除効果が高まる。特にモンシロチョウやアブラムシ類、ネギアザミウマに対しては、6~8割の密度低減効果を確認した。県内の作型に合わせたマニュアルも作成し、薬剤抵抗性の対策や環境保全型農業での活用を図る。