【青森支局】「自分が卒業した小学校の校舎を活用して、地元で若者の雇用を増やしたい」と話すのは、五所川原市「企業組合ひらかわファーム」理事長を務める桑田昭彦さん(61)。廃校となった校舎の教室内にビニールを張り、キノコを育てている。
知人から「廃校を活用して何か事業を行わないか」と相談されたことがきっかけ。年間でキクラゲを菌床約1万床(うち「青森きくらげ」約800床)、シイタケ約1万80床、ナメコ約8千床を栽培
教室内での栽培は、雨風などの天気の影響を受けにくい。冬場は気温が下がるため地熱ボイラーを利用して温度管理を徹底。桑田さんは「気温を常時24~27度、湿度を90%に維持することが難しい」と話す。
〈写真:生キクラゲを手に桑田さん〉