「この土地で造るチーズはどんな味になるのか期待を持ってこれまでやってきた」と話す水谷昌子(しょうこ)さん(44)。芳賀花子さん(42)と静岡市葵区小布杉(こぶすぎ)で「山羊(ヤギ)のしっぽ農園」を営む。茶の耕作放棄地を利用した82アールの放牧地で母ヤギ7頭、子ヤギ10頭を飼育。ヤギのミルクで製造するチーズは癖がなく、食べやすいと人気を集めている。北海道で技術を身に付け、理想のチーズを造ろうと現在地に移住して昨年農園を開いた。自ら販路を確保して挑戦を続けている。
(5面・すまいる)
〈写真:型詰めをする水谷さん〉