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加工用米を乾田直播/省力化・経費削減と増収へ【秋田県・7月1週号】

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 【秋田支局】大潟村の菅野正史さん(50)は、主食用米「あきたこまち」6.8ヘクタールと加工用米「たつこもち」11.6ヘクタール、小麦「銀河のちから」4.8ヘクタール、大豆「リュウホウ」11.2ヘクタールを栽培する。加工用米のうち4.4ヘクタールを乾田直播で行い、春作業の省力化を実現。コスト低減と収量増加の両立を目指す。
 昨年は天候不順で加工用米の10アール当たり収量は600キロほどにとどまった。今年は直播も移植と同様の720~780キロを目標に掲げる。菅野さんは「資材代や機械代が高騰し、ハウスの建て替えや田植機の入れ替えは負担が大きい。播種機を購入し、直播栽培を中心にさらなる省力化と経費削減につなげたい」と意欲を見せる。

〈写真:生育状況を確認する菅野さん。「さらなる省力化を目指したい」と話す〉