主食用米の需給と価格の動向に注目が集まっている。2023年産米の相対取引価格が出来秋から前年産比1割高程度で推移するのと対照的に、スポットで米を手当てする業者間取引は急騰。特に業務用の銘柄の不足が報じられているためだ。背景には、急増するインバウンド(訪日客)向けなど業務用需要が堅調で、4月末時点の民間在庫量が180万トンと需給見通しを上回って供給が進む状況がある。
(6面・流通)
主食用米の需給と価格の動向に注目が集まっている。2023年産米の相対取引価格が出来秋から前年産比1割高程度で推移するのと対照的に、スポットで米を手当てする業者間取引は急騰。特に業務用の銘柄の不足が報じられているためだ。背景には、急増するインバウンド(訪日客)向けなど業務用需要が堅調で、4月末時点の民間在庫量が180万トンと需給見通しを上回って供給が進む状況がある。