【福島支局】水稲12ヘクタール、ブドウ40アール、ナシ90アールを家族で栽培する須賀川市の藤田麻理さん(44)。自作の出荷用パッケージで商品のイメージ定着に成功し、年間の売り上げが約20%増加。固定客を着実に増やしている。
藤田さんはブドウの栽培を機に、パッケージを自分でデザイン。箱の大きさや高さ、配色を吟味し、完成まで4カ月かかった。自作のパッケージは出荷するすべての作物に使用している。
パッケージ統一後は、自宅に直接購入しに来る人や、口コミで来店する人が増え、ブドウの売り上げは3倍になったという。藤田さんは「同じパッケージを使うことで『藤田さんちの米!』『藤田さんちの果物!』と認識してもらえてうれしい」と成果を話す。
〈写真:ハウスで摘果作業をする藤田さん〉