主食用米の需給ひっ迫が強まり、2024年産の作付け意向が増加傾向にある。坂本哲志農相は5月31日の閣議後会見で、需要に応じた生産・販売へ「6月末の営農計画書提出まできめ細やかな需給情報などの提供を徹底していく」と強調した。農林水産省によると4月末時点の都道府県別作付け意向では「増加傾向」が11県となり、1月末時点から6県増えた。ただし、4月末時点の民間在庫量は180万トンと近年では低い水準にあるものの、増産と豊作が重なれば需給緩和に転じかねないとの懸念もある。米の需給を巡る状況などを話し合った。
(2面・総合)