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転作にリンドウ/仏花需要の伸びに期待【滋賀県・6月2週号】

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 【滋賀支局】「夏にリンドウが色鮮やかに咲くのが楽しみ」と話すのは、長浜市榎木町の「きたがわ農園」取締役・北川富美子さん(49)。水稲、大豆などを約65ヘクタールで栽培し、水田の転作作物として、3年前からリンドウを栽培している。
 「ソレイユ」「飛竜」など4品種を6アールで栽培。収穫作業では切り口からの病気を防ぐため、はさみを使わず手で折って摘み取るなど工夫を欠かさない。
 主にJAレーク伊吹を通して市場へ出荷。北川さんは「65センチ以上の規格のものを中心に出荷していますが、収穫量は伸び悩んでいます。短いものや細いものは、仏花として他のキクなどと組み合わせて利用できるので需要が伸びています」と話し、市場の需要を見極めながら盆時期の出荷を目指す。

〈写真:「高冷地と比べて、開花時期が1週間ほど早まるため、作業は早めに取りかかっています」と北川さん〉