千葉県四街道市鹿放ケ丘で、搾乳牛280頭規模の酪農経営をする若月牧場では、完全混合飼料(TMR)の加水時に一部を氷水にして、牛の食いつきを維持するなどの暑熱対策で乳量・乳質の安定や繁殖成績向上につなげている。若月一成代表(65)は「昨年も35度を超える日があり、異常な暑さ。暑熱対策は経営上かなり重要だ」と話す。搾乳牛舎は、屋根に輻射熱を防ぐ太陽光発電パネル、牛舎内に大型ファンを設置するなど環境を整えている。
(7面・営農技術・資材)
〈写真:事務所の窓を開け、大型ファンを示す若月代表。上から牛舎が見渡せる〉