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遊休地でニンニク、黒にんにくに加工【長野県・5月4週号】

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 【長野支局】飯田市龍江の株式会社MFS総合研究所(以下MFS)では自社と契約農場合わせて15ヘクタールでニンニクを栽培し、それを原料とした黒にんにくの製造・販売を行っている。代表の木下利春さん(73)が黒にんにくの製造に取り組むきっかけとなったのは、近年問題となっている遊休農地の増加により、農村ならではの景観が失われるのを守るためだという。
 現在15ヘクタールで栽培するニンニクのうち11ヘクタールが契約栽培だ。契約栽培農家は市内だけでなく県内外にもいるという。生産量は増やす予定だが、地域活性化の観点から、自社農場を拡大するのではなく、契約栽培農家を増やしていきたい考えだ。

〈写真:「食える農業への転換が、遊休農地の減少につながっていくのでは」と話す木下さん〉