和歌山県のみなべ町や田辺市など国内有数のウメ産地が、3月20日に4千ヘクタールを超える広範囲でひょう害を受けた。暖冬の影響で着果数が平年より少なかったこともあり、収量減と秀品率の低下によるウメ農家への影響が懸念されている。NOSAIわかやま(和歌山県農業共済組合)では、園地の被害状況を確認。主力品種「南高」の収穫を控え、収入保険加入者にはつなぎ融資や気象災害特例の周知、果樹共済加入者には適正で迅速な共済金支払いに向けた体制を整え、被災農家の営農継続を後押しする。
(3面・農業保険)
〈写真上:被害状況を話し合う月向さん(右)とNOSAI職員〉
〈写真下:傷果を確認する奥芝さん〉