広島県立総合技術研究所農業技術センターでは、足場管ハウスと枠板式高畝を利用したアスパラガス栽培を対象とした環境制御技術を検証し、品質・収量向上に成果を上げている。軒が高く、換気効率の良い足場管ハウス、自動調光システムで室内の温度上昇を抑え、穂先の開き・曲がりなど規格外の発生を抑制。また、枠板式高畝に合わせた土壌養水分制御システムで適正な養水分管理を行う。実証に協力する三次市甲奴町の宮林誠さん(46)は昨年、慣行区の1.3倍となる10アール当たり2.8トンを収穫した。
(7面・営農技術・資材)