アスパラガスを2~3月に定植して翌春に収穫する「採りっきり栽培」は、慣行の露地栽培では3年かかる収穫までの期間を短縮し、防除など管理の手間も減らせる利点がある。同技術を開発した明治大学農学部農学科野菜園芸学研究室では、さらなる収益増加と作業負担の軽減に向けて、生分解性液状マルチを使った採りっきり栽培についてトーテク株式会社と共同研究中だ。先ごろ開かれた「アスパラガス採りっきり栽培 明治大学フィールドデー」では液状マルチの使用による増収などの調査結果が紹介された。
(7面・営農技術・資材)
〈写真:膜圧や濃度を調節できる〉