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ハウスイチゴを無加温栽培 環境保全型農業へ一歩ずつ(5面・すまいる)【2024年4月2週号】

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 施設イチゴ3.6アールで無加温栽培に取り組む大阪府能勢町の吉村聡子さん(39)。年間500リットルを使っていた灯油を削減し、温室効果ガスの排出抑制など環境保全型の農法確立を目指している。「子どもたちの将来を考えたとき、少しでも温暖化が緩和されていてほしい。食生活や社会のあり方も含めて見直す機会につなげたい」と話す。気温が低くなる日は、遮光シートでの畝の被覆や散水による保温を徹底し、生育障害や休眠を回避。防除では天敵を利用して農薬散布の削減や省力化につなげ、付加価値販売の工夫で収量減をカバーしていく考えだ。

(5面・すまいる)

〈写真:イチゴの無加温栽培をする吉村さん〉