水田経営の規模拡大が進む中、水稲乾田直播の栽培面積が伸びている。育苗や移植作業が不要で春作業を省力化できる上、移植栽培と比べて収穫期が1~2週間程度遅れ、作期をずらせるためだ。農林水産省によると、2021年産は1万5987万ヘクタールで実施され、特に東北や東海で普及している。安定生産に欠かせない雑草や漏水対策については、農研機構や都道府県農業試験場などが地域に適した手順書を作成、公開している。
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〈写真:振動ローラーの実演に参加者の関心が集まった(福岡県筑後市)〉
水田経営の規模拡大が進む中、水稲乾田直播の栽培面積が伸びている。育苗や移植作業が不要で春作業を省力化できる上、移植栽培と比べて収穫期が1~2週間程度遅れ、作期をずらせるためだ。農林水産省によると、2021年産は1万5987万ヘクタールで実施され、特に東北や東海で普及している。安定生産に欠かせない雑草や漏水対策については、農研機構や都道府県農業試験場などが地域に適した手順書を作成、公開している。