宮城県大崎市田尻地域の農事組合法人田尻アグリワーカーズは、就労支援などに取り組む地元の労働者協同組合(ワーカーズコープ)と連携し、引きこもり経験がある若者などの雇用につなげる。ハウス25アールでトマトを中心に野菜を栽培し、職場体験などを機に雇用した20~30代の従業員2人が5年以上定着している。佐々木洋志代表(47)は「職場が合わず働く機会がなかった人を農業で下支えしたい。高齢化が進む地元農業の担い手としても重要」と話す。
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〈写真:佐々木代表(左手前)と従業員。年代や性別、体格などが異なる5人が協力して作業する〉