【愛媛支局】四国中央市の特産サトイモ「伊予美人」の作付けが今年も始まった。JAうまの子会社「株式会社JAファームうま」では、「全期間マルチ栽培法」の整形マルチ作業を請け負い、後継者や労力不足の解消に取り組む。
全期間マルチ栽培法は、栽培の全期間で畝をマルチで被覆する方法で、追肥などの作業を省力化できる。作業は、土をかくはんしながら肥料を散布、畝を形成しマルチを被覆していく。種芋植付機で同時に植え付けることで、従来に比べ作業時間を4割短縮。肥料の改良も進み、品質と収量の向上が見込める。
同社では今年、JAうま管内のサトイモ栽培面積の4分の1を占める約20ヘクタールの作業委託を請け、特産品の生産を支えている。
〈写真:種芋を植え付けるJAファームうまの従業員。作業は2月中旬から4月上旬まで続く〉