栃木県塩谷町で水稲25ヘクタールなどを栽培する「いなほ総合農園」で代表を務める古沢昌子さん(48)は、営農支援アプリを使い、父からの経営継承を円滑にしている。管理する水田が60~70枚にわたる中で、事前に品目や面積などの圃場情報を入力し、作業の進展を整理する。「目印がない水田も、スマートフォンから場所や作付け品目、作業状況が確認できて助かっている」と話す。環境保全型農業の取り組み面積も自動集計でき、交付金手続きもスムーズになった。
(9面・営農技術・資材)
〈写真:トラクターの前でアプリを操作する古沢さん。「作付け計画などを作業前に確認できる」と話す〉