JA全農は17、18日、山梨県内で「ハウスぶどう防除研究会」を開催。営農指導などの関係者約100人が参加し、「シャインマスカット」を中心としたハウスブドウの安定生産に向け、天敵を利用したハダニ防除の研究成果や普及事例などを共有した。JA全農やまなしは、圃場環境を調査して天敵ミヤコカブリダニの定着に重要な湿度の維持には、有機マルチ資材の敷設などが有効と報告。ミヤコカブリダニのパック製剤と天敵保護資材「バンカーシート」を利用した「ミヤコバンカー」を使用する際に圃場環境を維持すれば、ハダニ類の多発生の予防につながることなどを紹介した。
(9面・営農技術・資材)
〈写真:望月さんの圃場を視察。有機マルチ資材(ケイントップ)が敷いてある〉