農研機構西日本農業研究センターと香川県農業試験場は、主に夏秋作向けの「片屋根・連棟型ハウス(NNハウス)」を開発した。換気性が良く暑熱抑制効果が高いため、換気扇や遮熱資材の展張をしなくても、植物の高温ストレス回避や作業者の負担軽減を図れる。構造材は安価な建設足場用の単管パイプを利用し、強度が高く災害に強い。設置費用はダブルアーチ型パイプハウスとほぼ同じだ。2021年度から香川県内で導入され、施設アスパラガスを中心に約2.4ヘクタールで普及している。
(9面・営農技術・資材)
〈写真:眞鍋さんが昨年建てた3連棟タイプのNNハウス〉