中山間地にある浜松市天竜区春野町の若手農家3人が、大学生ボランティアらと連携して「春野耕作隊」として地域活性化を図る。「若い人が町内に住み続けられる仕組みをつくりたい。過疎化の地域だからこそ、楽しんで新しい取り組みに挑戦する」と代表の伊澤光興さん(40)。耕作放棄地を再生した畑30アールなどで共同作業により野菜を栽培し、学生たちには農産物をPRするシールなどのデザイン制作を依頼。地域づくりを経験できる場をつくる。約10年間の活動で、卒業生など地域内外の応援者を増やしている。
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〈写真:若手の連携で過疎化に立ち向かう(右から伊澤さん、中村さん、川西さん)〉