「収量減だけでなく、品質低下にも対応できる収入保険は、経営に欠かせない」と話すのは、モモ22アールとリンゴ50アール、水稲30アールを栽培する長野県松本市波田の百瀬惣介さん(68)。8月1日に松本市などで局地的に降ひょうが発生し、百瀬さんもモモとリンゴに被害を受けた。今年は、春先の霜によるモモの着果不良や猛暑によるリンゴの日焼けなどもあり、ダメージが重なった。10月下旬、収穫を控えた「ふじ」は傷果が目立つ。葉摘みや玉回しを徹底し、少しでも着色を良くしようと丁寧な管理を続けている。
(3面・農業保険)
〈写真:収穫を控えたリンゴの生育を見る百瀬さん〉