中山間地域に合う高収益作物としてエディブルフラワー(食用花)に注目し、ハウス内の4アールほどで年間約10品目を栽培する高知市土佐山のよしむら農園の吉村忠保さん(51)。「小面積でも収益性が高い。防除には周辺からの土着天敵の力が生かせる」と話す。土耕栽培で1作当たり約半年間、毎日収穫でき、レストランなどに販売し、少量多品目の経営で貴重な収入源となっている。料理人向けに食べ方や魅力を提案。イベントや小ロットにも対応して多様な販路を築き、さらなる需要拡大を図る。
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〈写真:色系統に分けて詰めたパックを手に吉村さん〉