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飲用牛乳WG初会合 適正な価格形成へ(2面・総合)【2023年11月1週号】

 農林水産省は10月20日、適正な価格形成に関する協議会の飲用牛乳ワーキンググループ(WG)の初会合を開き、具体的な仕組み作りの検討を開始した。会議は非公開で、酪農・乳業をはじめ、卸や小売り、消費者など各団体の代表者などが出席。「指定団体などから乳業間」「乳業から卸・小売り間」「小売りから消費者間」の三つの価格について仕組みや取引実態、コスト反映の課題などを聞き取り、さらに検証・議論することを決めた。飼料価格の高止まりや生乳の需給緩和など国内酪農の危機は続いている。飲用牛乳の消費は季節によって変動し、日持ちがしないため需給調整が難しい。消費者の理解をもとに社会全体で持続的な酪農経営を支える仕組み作りが求められる。

(2面・総合)