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24年産主食用米の適正生産量 前年産と同水準の669万トン(2面・総合)【2023年10月4週号】

 農林水産省は19日、2024年産主食用米の適正生産量を669万トンとする需給見通しを示した。23年産と同水準の生産維持で需給は安定すると見通した。9月25日現在の23年産予想収穫量は、適正生産量とした669万トンを約7万トン下回り、相対取引価格(全銘柄平均)は22年同月に比べ1割高でスタートした。米の消費減退や昨今の生産資材価格高騰が稲作経営を直撃しており、生産現場では地域の米作りの将来を不安視する声も上がっている。米価上昇が消費に悪影響を及ぼさぬよう需要喚起策の強化とともに、持続可能な経営が見通せる米政策の整備が求められる。

(2面・総合)