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農家民宿 再生空き家でお試し経営(1面)【2023年10月2週号】

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 石川県能登町の周辺約50戸で構成する農家民宿群「春蘭の里」は、長年かけて培った教育旅行・観光の受け入れ体制や集客力を基盤に、移住・定住を加速させている。代表の多田真由美さん(24)は「農家民宿は暮らしと仕事の場が一体となっているのが特徴。お試し移住・お試し経営で、一歩踏み出すハードルを下げていきたい」と話す。移住希望者などが長期滞在できる宿泊施設を備えるほか、空き家を農家民宿に整備して負担を少なく運営が始められる仕組みを整えた。若手の関心が高いとされる地方移住の受け皿となり、新たな地域づくり事業の創出や農家民宿の継承などを図る。

(1面)

〈写真:カフェ開設に向け、情報発信や草刈りの手伝いなど話し合う。左から多田さん、駒井さん、加藤さん〉