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農村RMO 先進事例の横展開を(2面・総合)【2023年10月1週号】

 農林水産省は9月22日、農村RMO推進研究会を開き、地域の農用地保全をテーマに農村型地域運営組織(農村RMO)が果たす役割や展開方策などを探った。事例発表ではブランド米作りやスマート農機の導入による省力化に加え、移住・就農予備軍を集める市民農園の開設などの可能性が示された。さらに条件が不利な耕作放棄地に景観作物を植えて人を呼び込む地域づくりの報告もあった。過疎化・高齢化が急速に進む中、農業を核にした地域コミュニティーの維持・発展へ農村RMOへの期待は大きい。今回報告された事例からは地域資源を活用し、地域内外の多様な人材と農業をつなぐ活動に、農村RMOの具体的な姿がイメージされた。その機能が持続的に発揮されるよう先進事例を横展開する支援の充実・強化が求められる。

(2面・総合)