10月は食品ロス削減月間だ。2021年度の日本の食品ロス量は約523万トンで、国連世界食糧計画(WFP)による21年の食料支援量(約440万トン)の1.2倍に上る。世界的な食料生産と供給のリスクが高まる中、多くを海外に依存する食料の損失・廃棄の削減は持続可能な社会の実現に向けても重要だ。官民連携で取り組みを強化するとともに、昨今の生産資材価格高騰も踏まえ、食品廃棄物を有用な資源と捉え、エコフィード(食品残さ飼料)や肥料などへの利用を進める必要がある。
(2面・総合)
10月は食品ロス削減月間だ。2021年度の日本の食品ロス量は約523万トンで、国連世界食糧計画(WFP)による21年の食料支援量(約440万トン)の1.2倍に上る。世界的な食料生産と供給のリスクが高まる中、多くを海外に依存する食料の損失・廃棄の削減は持続可能な社会の実現に向けても重要だ。官民連携で取り組みを強化するとともに、昨今の生産資材価格高騰も踏まえ、食品廃棄物を有用な資源と捉え、エコフィード(食品残さ飼料)や肥料などへの利用を進める必要がある。