埼玉県越谷市の農業デザイン株式会社は、市農業技術センターに協力してメロンの水耕栽培を実証している。今夏に初収穫し、1株当たり収量30個を実現した。播種から約3カ月で収穫開始でき、1果重1.5~2キロ、糖度13度前後を確保。栽培棚で頭上に結実させ、管理や収穫などでかがむ必要がない。高橋直之執行役員(36)は「農業経験が少ない人も、少人数で栽培できる。地域に合った生産・販売の仕組みをつくりたい」と話す。市では、省力的に栽培ができる高収益作物として普及を目指していて、同社では飲食事業と組み合わせたブランド化を図る。
(7面・営農技術・資材)