北海道剣淵町では、高い栄養価で注目されている南米原産の雑穀・キヌアを産地化し「けんぶち産キヌア」として特産化を進めている。町内の8経営体で組織するけんぶち産キヌア生産普及組合が今年は20ヘクタールを栽培。ブランディングと販売を一手に担う株式会社けんぶちVIVAマルシェが全量を買い取る。袋詰めのほか、加熱不要で手軽に食べられる「焙煎(ばいせん)キヌア」を商品化。規格外はキヌア茶やパウダーなどに加工する。7月には町と商工会、生産者でけんぶち産キヌア推進委員会を結成。今年は全国キヌアサミットを開き、魅力発信に努めている。
(4面・流通)
〈写真:キヌアの生育を確認するけんぶち産キヌア生産普及組合のメンバー。左から2人目が高橋さん〉