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米の需給見通し 6月末在庫量200万トン下回る(2面・総合)【2023年8月2週号】

 農林水産省は7月31日、食料・農業・農村政策審議会食糧部会を開き、2023年6月末の主食用米の民間在庫量は前年同期比約21万トン減の197万トンとなったと説明した。適正水準とされる200万トンを下回った。23年7月~24年6月の主食用米の需要量を681万トンと見通し、23年産の適正生産量(669万トン)が達成されれば、24年6月末在庫量は184万トンとなる見込み。生産現場では一定の需給改善へ期待感が高まり、早場米地帯ではJA概算金を引き上げる動きがある。一方、今夏は全国的に記録的な高温傾向で推移しており、品質を含む作柄や米消費への影響などを心配する声もある。同省は今後の需給動向を注視する方針だ。

(2面・総合)