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西洋野菜、ハーブなど50品目 加工品開発にも注力【8月2週号 兵庫県】

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 【兵庫支局】南あわじ市の「淡路島西洋野菜園」代表・柴山厚志〈しばやま・あつし〉さん(61)は、60アールで西洋野菜やハーブなど約50品目150品種を、農薬や化学肥料は使わずに栽培する。2009年に神戸市から南あわじ市へ夫婦で移住し、翌年に就農。以前勤めていた飲食店で扱っていた西洋野菜の栽培を始めた。収穫した野菜は全国各地の飲食店へ販売する。「品種や大きさの選別はお任せいただいています。飲食店さんとの信頼関係があってこそ成り立っています。栽培するときは皆さんの顔が浮かび、頑張れます」と柴山さん。自ら開設したオンラインショップで、野菜とハーブのセットや加工品を販売する。西洋野菜のチコリの根を使った「チコリコーヒー」は、焙煎〈ばいせん〉やスライスの試作を重ね、2年かけて商品化した。柴山さんは「現在は口コミによる販売が中心ですが、今後はプロモーションにも力を入れたい」と意気込む。

〈写真:西洋野菜の栽培に取り組む柴山さん夫妻〉