農林水産省は7日、畜産統計(2023年2月1日現在)を公表した。乳用牛の飼養戸数は、前年比5.3%(700戸)減の1万2600戸となり、統計開始以来最少を更新した。3~4%台の推移だった減少率が13年ぶりに5%を上回った。肉用牛の飼養戸数は4.5%(1800戸)減の3万8600戸、豚は6.1%(220戸)減の3370戸、採卵鶏は6.6%(120戸)減の1690戸などブロイラーを除いて軒並み減少した。飼料や資材、燃料など生産コストが高止まりする中で、過度な輸入依存からの脱却など持続可能な畜産の実現が求められる。
(2面・総合)